遅めの昼ごはんを自由が丘・ひぶすま屋。ここんちのラーメンは、固めにゆで上げた中細麺があっさり醤油系の直球勝負のスープに絡んで◎、しっかりとしたメンマ&これまたクラシックなチャーシュもおいしい。まさに東京クラシックで、僕のお気に入りのお店のひとつ。裏道にあって自由が丘をよく知った人しか来ないから、それもいいんだな。ちなみに「ひぶすま村」というのは江戸時代からのこのあたりの地名。
さて、南町田の109シネマへ。ここのシネマコンプレックスは自宅に近くで便利。それに周囲の環境(グランベリーモール)といい、館内の心地よさといい、一番のお気に入りなのだ。というか、ここ以外には行く気がしないくらい。今日のお目当ては "Mamma Mia!"。ミュージカルの舞台とは違って映画ではどんなになるんだろうか?ましてあの演技派の名女優メリル・ストリーブが、どんな演技をするんだろ?と興味津津。開演までに時間があったので、上階の快適なソファの並ぶ静かなウェイティング・ロビーで約1時間、本を読んだりまどろんだり。
映画は、懐かしいアバの音楽満載。僕自身はアバの音楽自体は特別思い入れがあるわけではないけれど、アメリカを放浪旅していた学生時代の記憶とかなり結びついていることは確かで、聴いているだけで幸せな気持ちになれる。当時はFMをつければアバがかかっていた。ストーリーは予定調和的で他愛ないものではあるんだけれど、お金を払った分は十分楽しめる内容。メリル・ストリーブはじめ共演者は、予想以上のうまさで「流石」なんだけど、何となく観ている観客はどこかイタさを感じる。007を演っていたピアース・ブロスナンの歌は(意外なほど)うまいんだけど、かなり(判り易く<笑)イタい。でも、そこは製作サイドは十分わかっているハズで、それを笑い飛ばすところにこの映画の面白さがあるんだろう。
とにかく、原作からしてそんなに大上段に振りかぶったテーマがあるわけじゃなく、とにかく楽しもう!ってものだから、それでいーのだ。雰囲気としては、ハイテンションで歌いっぱなしのインド映画のノリというのがわかりやすい、かも?それにしても、結構入っていたにもかかわらず観客が静かすぎて、それがちょっと不気味だった。海外の映画館だったらきっと一緒に歌ったり踊ったりしちゃうだろう。きわどいジョークも結構あるのにクスリともしない。字幕が悪すぎ!
さて、僕がこの映画で一番気に入ったのは、ソフィ役のアマンダ・セイフライド(Amanda Seyfried)。即ファンになってしまった。歌もうまいし、太陽みたいに輝いていてかわいかった。調べてみたら、1985年生まれでウチの長女かなPと同い年なのね。この映画に出てきたおじさん達3人に感情移入してしまったわ(爆)。
最後の最後に、彼女の歌うThank you for the Music。これがこの映画の中で一番よかった!(笑)。エンドロールの暗闇の中で陶酔するくらい、よかった。Youtube はここにembedできないみたいなのでURLを記録しておこうっと。
http://www.youtube.com/watch?v=Mj06SgTgWWs