助けあいジャパン

February 1, 2009

祖母逝く

昨日、母方の祖母(子供のころから僕らはママのママだから大ママと呼んでいた)が自宅にて亡くなった。98歳の大往生。ここ数年は足が弱って寝たきり状態だったけれど頭は最後までしっかりしていたとのこと。亡くなったことはもちろん悲しいんだけれど、ある意味幸せな死に方で98歳という年齢を考えて親戚一同、「やれやれご苦労様でした」という安堵感がある。

明治生まれ、名古屋のお嬢様学校である愛知淑徳を出てすぐ結婚して、6男2女を生み育てた。戦前からやっていた商売(衛生材料の会社)を太平洋戦争中の軍需工場として発展させた父と夫とともに激動の戦中戦後を乗り越えて、商売は人に譲って50年代は夫婦で湯河原の家に隠居。今考えてみれば60歳そこそこで当時は隠居してたんだな。僕が医者になって1年目の夏休みにハワイに連れて行ってあげたのを本当に喜んでくれた。

祖父も亡くなり彼女一人暮らしになった湯河原の家を処分することになり、長男宅に移ってからは悠々自適の晩年。自宅で家族に看取られながら眠るように逝った。大往生です。安らかにお休みください。合掌。
Powered By Blogger