石田衣良の「シューカツ」を読んだ。就職活動というものが僕もかみさんも経験がないし、資格職を目指す長女もたぶん「いわゆる就職活動」はしないで社会に出る。ということで、M大学に行っている次女ゆっつんの参考になるかな、という軽い感じで読み始めたんだけど、面白かったな。石田衣良という作家の軽さっていうのがいい意味で発揮された感じで、妙に清々しい読了感。主人公の千晴という女の子を自然に応援したくなる絶妙な設定で、この作家の隙を見せつつ緻密に考えたプロットにはまる。
ゆっつんのシューカツは来春からはじまるけど、不況の影響でかなり厳しい状況なんだろうな。親としては悔いのないように頑張って欲しいんだけどね。