その女と一緒にいることで、自然に男の運が向いてきて、出世したり商売がうまくいったり・・・と、様々ないいことが起こるようになる、そんな女を「あげまん」という。
うーん、確かに居るな。一発逆転まではいかないまでも、付き合ったり結婚したりしてから、男のほうの運勢が変わったというか、どんどんいい感じの風が吹いて幸運を呼び込んだ人って。「逆・玉の輿」っていうのはお金の問題が大きく全然別な話で、このあげまんのケースには、それまでの苦労が報われた、とか、急に商売がうまく行った、とかの上昇気流話。
一般的には、しっかり者でよく気がついて男をたてる女(従来の、男に従順でしとやかな・・・という意味じゃなくて、なんだけど)、それも美人のイメージなんだけど、必ずしもそうとはいえない(笑)気がする。でも、あげまんに共通するのは、ポジティブなオーラ(以下、あげまんオーラ)があることじゃないかな。
大部分(99.999%)のふつうの男女は普通の生活をしている一方で・・・、
その逆の「さげまん」っていう女もいる、確かに。彼女らの発するネガティブなオーラ(以下、さげまんオーラ)で、悲惨なことになってしまった男女の例だって、いくつか挙げられるし(あげまん例よりむしろ多いかもしれない)。一般に云われているように、「悪女」って感じでも、「薄幸の女」って感じでもない感じがするけど、さげまんグループをカテゴライズするには、もう少し経験と観察と考察が必要だ(笑)。
当然ながら、男で「あげちん」「さげちん」はあるのか?という話になるわけだけど、これはもちろん「ある」わけですね。こっちのほうはメジャーな話として今更言うまでもないコトなわけ。歴史という時間軸で観れば、つい最近まで男社会だったわけだから、これは古今東西語りつくされた感さえある。社会学的にジェンダー論で括ってしまうと、この話題はかなり女性差別的な考え方として問題視されちゃうかもしれないけど、それはさておき(さておかないかな?)、なかなか複雑で深い意味合いを持っていそうな話だと思う。
その問題意識を持ちつつ、つらつらと考えを進めていくと・・・
今日唐突に閃き、思ったのは、「あげまんには無意識の自覚(つまり天性のもの)があり、さげまんは意識的な無自覚(後天的な資質)がある」ということなのだ、一言で言えば。
以下、その2へ続く・・・(か?)