September 8, 2008

医師と歯科医

今夜は、懸案の新型インフルエンザ関連の行政の会議。医師会の担当理事として出席してきた。問題山積であることは出席者全員の共通の認識なんだけれど、議論を積み重ねつつプラクティカルなものとするべく頭をひねる。お役人がいて、救急消防、警察、我々医者がいて、そのほかにも薬剤師、歯科医、獣医、住民代表などそれぞれの立場の人たちが意見をいう。懸案事項を確認し今日は9時過ぎに解散。とにかく大変な仕事山積み。

会議が終了して医師仲間と雑談していると、歯科医のメンバーが「ボクはこの議論自体が無意味なんだと思う。なぜなら、プレ・パンデミックワクチンそのものが・・・」と解りきった「医学的には解っていない」ことを言う。「ん?だーかーらー・・・我々は集まって話し合っているのだ!」と呆れてしまった。

もともと医師と歯科医の間には大きくて深い溝がある。病気に対する考え方というかスタンスが全く違う人達なんだよな、と腹が立つやらがっくりするやら。自分達の都合のいいときには「僕ら同じ医療従事者ですし・・・」みたいなこというくせに、自分達の都合の悪いときには、劣等感(?)みたいなものをチラつかせて「所詮我々は歯科医ですし素人ですから・・・」みたいな逃げを打つ。ま、皆が皆そんなヤツばかりじゃないんだけど。多いな、やっぱり。

「せんせ、そりゃーないんじゃないの?その高みの見物的な目線、はっきり言ってムカつきます。」とはっきり言ってやったら、ビビッてた。彼としては我々が同調するものと思い込んでいたみたい。喧嘩する価値もないわな。けっ!