March 18, 2008

壮絶な人生に真正面に向かい合っている人

今日大阪から僕の病院に入院した21歳の男の子。これから目黒のマンションで独立して生活するべく、その準備をする目的で、僕の病院に来ることになった。17歳のときに起こった悲劇と自分に降りかかった不可避な厳しい「現実」を前にして、今まで何度となく自分の運命に絶望したことだろう。でも彼はその絶望の淵から悶え苦しみながら立ち直り、素晴しい「今」がある。想像を絶するような苦労をしているんだろう、と思う。さらにこれからも今まで以上に辛いことがあるかもしれないのに、東京に出てきて親から独立して、将来進学し自分の仕事をやるという夢を持っている。

本当に、すごい人だ。素晴しい人だ。

今日彼と出会って、僕と僕のスタッフは、僕らのできる限りのベストを尽くして、彼をサポートすることを約束した。そして僕は、世界中の八百万(やおよろず)の神様に彼の幸運を祈った。