December 4, 2007

満員電車の「石ころ」達

毎日の通勤の田園都市線はすごく混雑する。以前どこかに書いたけれど「満員電車に詰め込まれた石ころ」の一つにでもなったつもりで、20分間を耐え忍ぶしかない。見ず知らずの人たちと密着して「ナーんにも考えまい。ナーんにも感じまい」と、ただひたすら「石ころ」になってやり過ごすしかない状態。英語だと「オイルサーディン缶」に比喩するけど、やはり日本語だと「石ころ」だよな(笑)。

で、今朝は酷かった。今まで経験した中でベスト3には確実に入る混雑状況。6時過ぎに市ヶ尾で人身事故があって、復旧したのが7時ちょっと前とのこと。僕がたまプラ駅に到着した時点で、プラットフォームは人があふれていた。やっと到着した電車は超満員。そこに、さらに乗り込もうとする人たち。まあ、気持ちはわかるけど・・・。4台やり過ごして、やっと乗り込むも、前の駅でも、その次の駅でも同じことが繰り返されるために、駅間で電車はストップ&徐行を繰り返す。変形「くの字」の姿勢で、左でつり革を掴み片足で耐える。呼吸も満足に出来ないっ。

ううっ、「満員電車の石ころ」にもルールがあるんだぞっ。

電車のなかにはかなり殺気立った雰囲気の人もいるし、老若男女みんな憮然としながら、様々な「イライラ感」のオーラを出していて、それが充満して今にも破裂しそうだった。混雑には慣れている僕も、さすがに今朝は「石ころ」になり切れなかったな。皆で「同じような石ころ」になりきればいいんだけど、これは事実上不可能だもんな。いらいらしている人がいると、それに触発されてその周囲がいらいらするという、無間地獄状態。なかにはキレる奴(若い女、僕と同年代の男、男子高校生だった)まで居て、最悪の雰囲気。

車内には「うっ!」とか「ぎゃ!」とかの悲鳴が電車が揺れるたびに響く。普段ならひどい状況であっても、「まっいいか少し我慢すれば次の駅だから・・・」っていう救いがあるけど、今朝はそれがいつまで続くのかが解らないという不安感&不満。車掌さんが電車遅延の状況を逐次報告してくれるんだけど、結局のところいつになったら状況が改善するのか?が解らない。

通常なら15分位で着くはずの二子玉川まで僕の「変形くの字」拷問は、断続的かつ徐々に負荷を加えられつつ(だって、さらに人が乗ってくるのだ)約40分間続いた!!溝の口辺りで、今日の朝の朝礼&会議には間に合わないと諦めるが、その連絡さえ出来ない。大井町線に乗り換え、やや混雑は緩和したものの通常の2倍の人が詰め込まれている感じ。さらにストップ&徐行。やっとこさ電車を降りたら、駅の踏切が「開かずの踏み切り状態」。やれやれ、結局、1時間10分かかって仕事場に到着。

もうヘロヘロ。フィジカルにもメンタルにも。

いい修行になりました(なんて、冷静になった今でこそいえるんだけど>笑)

そんなことを書いていたら、今日のさとなお君の話も満員電車の「痴漢冤罪の話」だった。
おお、怖っ!でも、気をつけようがないよな。とほほ。

http://www.satonao.com/archives/2007/12/post_2133.html