August 30, 2007

ご縁

人生が、ひとつの時間の流れであるとすると、それぞれの人生の流れの中で、おぎゃーと生まれた瞬間から息を引き取る瞬間まで、数えきれないくらい、様々な出会いと別れの連続なのだ。一期一会。僕は輪廻転生は信じないけれど、神様(でも仏様でもいいんだけど)、つまり「超越した存在の意志」を感じさせるような「ご縁」を感じた、昨夜は。

医師として、友人として、ある人のお父上の臨終の場に立ち会ったのだ。彼の愛したご家族全員に見守られての穏やかな最期だった。

個人情報があるので詳細はここでは書かないけれど、34年前初めて出会った時には、ずっと先の未来に、昨夜のようなことが自分たちの人生に起こるなんて、全く想像すら出来なかったわけだから。これはすごいことなんだ。いろんな偶然と偶然の・・・「べき乗」の確率。ちなみに、彼女と僕は誕生日が一緒(365分の1)ってことも、偶然のひとつなんだけど(笑)。

いろんな人生の場面で、「その人」とか「あの人」とかが、自分の乗った電車の隣の車両に乗っていたり、通り過ぎた車の中に乗っていたりするような、すれ違いだって、きっとあるんだろうな。僕らが気付かないだけで・・・多くのドラマが世の中で起こっているわけだ。だから、すべての人の人生のシナリオをコントロールするコトが出来る神様がいるとすれば(つーか、神様という存在そのものが、そーゆー存在なのであるから)、ちょっとくらい「悪戯」しちゃおうかな?って、おちゃめ心(笑)を出しちゃったということも「アリ」なんだろう、と思う。

今年はいろいろな「不思議体験」がある年。