June 4, 2007

苔の話

子供の頃から、僕は何故か「苔」地衣類が好きなんだよね。大きな木の幹の根本とか、靄のかかった木立の下にひっそりとある苔。草原の緑より苔の深い碧が好きなのだ。自己主張はしないけれどしっかりとした意思がある。儚い存在のようで結構シタタカな、生命のため息・・・。

ウチのささやかなテラスのガーデンで、一昨年作った寄せ植のハンギングを植え替えようとしたら、その土の表面に結構立派な苔があったので、少し前に平皿の鉢に薄く水を張って植えていたのです。朽ちた根や小さな石塊も置いてちょっとした「盆栽」的なものにしたいな、と秘かに思ってたの・・・

ところが、今日帰宅してテラスに出てみたら、むむむむ。テラスが妙に綺麗。あ、かみさんが掃除したんだな、と思いつつ、「僕の苔箱庭」を見ると・・・ソレがない。

かみさん曰く「え、あれって使わなかった土盛りじゃなかったの?どろどろで汚かったので一緒に捨てちゃったわ!ごめんね!」だと。

とほほほほ。田舎育ちの彼女にとって「苔」ってのは別に美しくも何ともないものなんだろうな。若い頃だったら絶対に喧嘩になったであろう状況だけど(笑)、「なははははは・・・」と力なく笑って、肩を落とした僕でした。

今夜はフリー20本500mだけのーんびりと泳いで上がり、サウナでリラックス。最近の経験上、週の初めにジムに行くのが、その週を乗り切るのに調子がいいみたい。